第4回お台場セイルデザインコンテスト
次世代芸術家の育成を目的に、学生に限定したコンテストとして開催
- 【事業の目的】
次世代芸術家の育成振興
副都心の海辺の景観アップ - 【開催テーマ】
「未来へ紡ぐあなたの夢」
学生の皆さんが未来にかける想いをセイルに表現してください。
小畑 風歌様 掲出No.4 大阪コミュニケーションアート専門学校
【制作意図】
夢は大きく、そして明るく楽しいものであってほしい。そんな想いを込めて楽しく制作しました。木は未来を、レインボーブリッジは繋がりを意味しています。
私は絵を描き、夢を現実にさせます。
竹内 友梨様 掲出No.6 大阪コミュニケーションアート専門学校
【制作意図】
私にとって未来へ紡ぐ夢とは人との繋がりを広げてゆくことです。
様々な人と出会い、影響し、されながら成長する。
そうやって自分の世界を広げてゆく中で生まれる笑顔や友情、愛にあふれる未来を表現しました。
渡邉 祐美子様 掲出No.49 創造社デザイン専門学校
【制作意図】
私の未来、まだまだどうなるかわからないけれど、花のようでありたい。人の心を照らし、癒す事のできる花のように、優しくも強く咲き誇っていたい、それだけは確かに思います。
崔 喜載様 掲出No.51 名古屋モード学園
【制作意図】
培ってきた経験をもとにどこまでも高みを目指していきたいという自分の気持ちを、鳥が力強く羽ばたき、大空へと舞い上がる姿をモチーフとしてデザインしました。
今年のテーマは「未来へ紡ぐあなたの夢」でした。応募者一人一人が描く未来への思いがお台場の空にセイルとなって飾られ、素敵な空間を演出していました。青空の向こうには大都会が、手前には海が広がるお台場のその情景にセイルたちはマッチして、それ自体が未来を感じさせるものでした。審査はフラットな目で見ていきますが、数多くの作品の中で特に目を引くのはそこに込めたメッセージのシンプルさと、それを強く表現したものだったと思います。表現者は表現の前に、何を伝えたいかをしっかりと構築することが重要です。伝えるということは相手があることですから、常に相手をイメージし、自分が考えていることが相手に伝わるかどうかを考えなければなりません。そして伝えたいことがはっきりした段階で、それを打ち出すシンプルなアイデアを練っていくことが重要です。一見、表現スキルとしては高くとも、メッセージ性の強いものとそうではないものがあるのはその辺に違いがあるのではないかと感じました。粗削りでも未来への夢が詰まっているようなセイルたちに、今回も沢山のエネルギーを頂きました。次回も楽しみです。
1965年生まれ。株式会社リクルートにてクリエイティブディレクターとして数々のクライアントの広告やプロモーション、ブランディングを担当。その後、リクルート社のCM制作、ブランディングを行い、2005年株式会社インサイトコミュニケーションズ設立。現在は、人が動くコンセプト作り、コミュニケーションデザイン、クリエイティブディレクションを柱に数々のプロジェクトを推進中。1998年東京コピーライターズクラブ(TCC)最高新人賞受賞ほか、広告賞受賞多数。