第5回お台場セイルデザインコンテスト
次世代芸術家の育成を目的に、学生に限定したコンテストとして開催
- 【事業の目的】
次世代芸術家の育成振興
副都心の海辺の景観アップ - 【開催テーマ】
「未来へ紡ぐあなたの夢」
学生の皆さんが未来にかける想いをセイルに表現してください。
薛 源様 掲出No.27 東京モード学園
【制作意図】
小さい頃から大好きな海、将来はどんな困難があっても海のようにひろい度胸で直面する。遡上の魚のような前に進み、多彩な未来を創ろうと思い表現しました。
山﨑 観喜様 掲出No.14 東京モード学園
【制作意図】
私はこれからの未来を笑顔で歩んで行きたい。未来から差し込む光を見失わないように見上げ、今まで学んで感じてきたものを翼にして、心は美しくも強く咲く花々のようにありたい。そんな想いを込めて制作しました。
石塚 直樹様 掲出No.22 東京モード学園
【制作意図】
僕の未来へかける夢は、世界へ羽ばたいていろんな人に影響を与える事。様々な人やモノとの出会いを吸収し、また新たな人へと発信していきたいと思いデザインしました。
中元 杏奈様 掲出No.23 東京モード学園
【制作意図】
世界中の人と繋がり、いろいろなことを経験して、影響され成長していく。常に上を向いて、楽しく明るくカラフルな人生を歩んでいきたい。そんな想いを込めてデザインしました。
塙 亜耶乃様 掲出No.25 北海道教育大学岩見沢校
【制作意図】
様々なものに対してワクワクする気持ち、楽しい!と思う気持ちをいつまでも感じ続けたい、それが私の夢です。心が躍るのを抑えられない、そんなカラフルで華やかな情動をデザインしました。
第5回を迎えたお台場セイルデザインコンテストですが、今回もまた元気でお台場の空に映える素敵なデザインが多数集まりました。中でも上位にランクされたものは訴えかけてくるメッセージが強く、シンプルなものだったと言えるでしょう。デザインを志すのであれば、伝えたいことは何かを十分絞り込んだ上で、「伝える」のではなく、いかに相手に「伝わる」か、を軸に制作していくことが重要です。一つ一つの作品のエントリーシートには制作意図が書かれていますが、その意図が本当に初めて見た人に伝わっているかどうかを常に検証しながらデザインしていかねばなりません。そして伝えたいことを伝わるものにするためには、無駄なものを削ぎ落とさねばなりません。セイルの限られたデザインに全てを詰め込むのではなく、訴えかけたいことを絞り込み、それが強く立つようにしていくことが大切なのだと今回の審査を経て改めて感じました。結果的にこうした壁を乗り越えた作品が上位に入ったのではないでしょうか。お台場の夏の風物詩ともなったセイルデザインコンテストはきっと来年もお台場の夏を元気にしてくれるでしょう。次回も楽しみです。
1965年生まれ。株式会社リクルートにてクリエイティブディレクターとして数々のクライアントの広告やプロモーション、ブランディングを担当。その後、リクルート社のCM制作、ブランディングを行い、2005年株式会社インサイトコミュニケーションズ設立。現在は、人が動くコンセプト作り、コミュニケーションデザイン、クリエイティブディレクションを柱に数々のプロジェクトを推進中。1998年東京コピーライターズクラブ(TCC)最高新人賞受賞ほか、広告賞受賞多数。